あけましておめでとうございます。まあこです。
ロサンゼルスのお正月は当然ながらお正月感がなく、新年の実感がないまま過ごしているのが少し怖いです。
「新春」とか「迎春」の文字も全く見ませんし、聴き慣れた「テン テケテケテケン♪」の箏曲も耳にしません。恐ろしいことにまだ初詣に行っていません。年ってこんなに簡単に越せちゃうんですね。
代わりにこちらの人は年末から年が明けてしばらく経ってもずっと「Happy New Year!」と言っています。レストランなどの帰り際に言われるとなんだか嬉しくなります。
年末に念願の車を手に入れたまあこと顔の濃いボーイフレンド、テカシは思いつきで年越し4泊5日、フェニックス、セドナ、サンディエゴを車で回る旅に行ってまいりました。
結構良い感じで回れたと思うので、旅のルートを残しておきます。
1日目:ロサンゼルス→フェニックスへ移動
12月30日(月)年越し旅行スタート!
まあこ、なんとホテルや旅程など一切知りません。知っていたのはセドナという場所に行くということだけ。セドナがなんやらも分からないままるんるんで出発しました。
1日目はロサンゼルスからセドナに行く途中にあるフェニックスという都市で宿泊。
ロサンゼルスからフェニックスまでは車で約6時間。
まあこたちは途中で休憩したり、喧嘩したり、昼寝したりしましたのでフェニックスに到着した時は夜19時くらいになっていました。
フェニックスレストラン:La Famiglia オススメ度★★★★☆
ホテルにチェックインし、晩ご飯を探索。
パスタが食べたかったまあこが見つけた高評価イタリアンレストランへ行きました。
この日はたまたま月曜日のサービスデーだったそうで、パスタセットがなんと$8!
サラダとフォカッチャがついてこの値段はロサンゼルスでは考えられません。
どちらもトマトベースで、しかも大量のパスタが来たのでまあこはトマトソースをToGoしました。お味の方は$8でも美味しい!アットホームなイタリアのマンマの味でした(イタリア行ったことないけど)。
その後、ホテルに帰って、さあ寝ようかというところで歯ブラシがないことに気づいたまあこ一行。歯ブラシを買いがてら地元のスーパーに行くのも楽しいか、ということでロサンゼルスで見たことがないスーパーに行ってきました。これがまたすごい。
フェニックス観光1 : WinCo オススメ度★★★★☆
やってきたのは「WinCo」という郊外型の巨大スーパー。天井のダクトの大きさだけでお分かりいただけるかと思いますが、本当に巨大です。さらに驚くべきはこの巨大さで24時間営業。
想像以上の巨大さと、お菓子の量り売りにテンションがあがり、歯ブラシを買いに来ただけだったのに30分ほど滞在しました。ついでに大量のカラフルチョコレートもゲット。
車に戻り、一粒チョコレートを食べて悟りました。
あ、これ、食べきれへんやつや。
年が明けて自宅に戻った現在も変わらぬ姿で我が家のお菓子コーナーに鎮座しています。
旅の教訓その1:テンションが上がってもチョコレートを買いすぎないこと。
フェニックスホテル : Green Tree Inn オススメ度★★☆☆☆
ホテルはフェニックス郊外の「Green Tree Inn」。$80くらいで壁の色が可愛い部屋に通されました。宿泊客はファミリー層と若者層が中心の手頃なホテルでした。
2日目:フェニックス観光→ジェロームを経由しセドナ着
12月31日。いよいよ年越しの日です。
フェニックス観光2 : Desert Botanical Garden オススメ度★★☆☆☆
あいにくのお天気でしたが、まずは午前中にフェニックスで有名な観光地「Desert Botanical Garden」に。
その名の通り、砂漠の植物を野生に近い環境で展示している植物園。
フェニックスのあるアリゾナ州のシンボルのサボテンがたくさんありました。
入園料は強気の大人1人$30!
入り口で引き返しかけましたが、せっかくなので痛むお財布と胸を抑えながら入園。
お天気に恵まれなかった&寒かったのもありますが、内容的には$30払うほどではない…。
次回は違う植物園を攻めてみようと思います。
フェニックス観光3 : Heard Museum オススメ度★★★★☆
気を取り直して午後はフェニックスで有名な美術館「Heard Museum」へ。
超お金持ちだったハード夫妻の個人コレクションを展示するイケてる美術館でした。
展示はネイティブアメリカンの美術や歴史が中心でしたが、モダンアートもありました。
アメトーークの人気企画「絵心ない芸人」のことを全く笑えないほど絵が描けないまあこ。
巨匠ハックニーがiPadで描いた絵を見て大興奮。iPadでこんなに描けるなら私もいつかかっこいい絵が描けるかもしれません。夢を語るのはタダです。
「Heard Museum」の入館料は大人1人$22のところ、砂漠植物園との連携割引で1人$17で入れました。植物園で財布と胸を痛めたかいがあったぜ!
そしてここからセドナに向けてロングウェイトリップです。
セドナ観光1 : ゴーストタウン Jerome オススメ度★★★☆☆
15時頃にセドナ近郊の山の上にあるゴーストタウン「Jerome(ジェローム)」に到着しました。
ジェローム…ゴーストタウンのはずやのに…
人が多いな!!!
観光客だらけ!ホーンテッドホテルとかゴーストカフェとかいうてネタにしとる!!!!
おしゃれなポップコーン屋さんとかもある!!!!(ポップコーン美味しくいただきました)
ゴーストタウンに行くんやで!と張り切っていたまあこ一行は狐につままれた気分でジェロームを探索。でも一応おばけは出るらしいし怖いのであまり写真を撮りませんでした。
後から聞いた話、ジェロームは元々は銅山で働く労働者の町だったそうです。しかしなぜか銃やナイフによる殺人事件が連続発生したり、精神疾患者が多く出たりと不穏な出来事が絶えず、1970年代には住人が1人にまでなってしまい、その時にゴーストタウンの名がついたそうです。
不穏な出来事が続いた原因は、鉱山性ガスの副作用だ、とか、売春婦から感染が広がった性病(梅毒かな?)のせいだ、とか色々な説が囁かれていましたが、真相は謎に包まれています。
その後ヒッピーたちがこの町の魅力を発見し定住するようになり、アートスポットとして発展します。徐々に住人も観光客も増えて今のジェロームになったそうな。
どうりでお洒落なトイレのオブジェやポップコーン屋さんもあるわけです。ちなみにこのポップコーン屋さんの塩キャラメルポップコーンが絶品!まあこはジェロームからセドナに向かう車内でむしゃむしゃとポップコーンを食べ続け、車内をポップコーンだらけにしてやりました。
セドナ観光2 : Airport Mesa オススメ度★★★
ジェロームから車で約1時間ほどでセドナに到着。この時16時40分くらい。
早速セドナのアイコンである美しい赤い山々が出迎えてくれます。
町中がフォトジェニックなのに、さらに夕方に行くと良い写真が撮れる、とのことでセドナに無数にある映えスポットの中でも有名な「Airport Mesa(エアポートメサ)」に行きました。
絶景でございます。そして極寒でございます。
時刻によって刻々と変化する空や山の表情や、空が暗くなるにつれて輝きを放つ町の灯との対比が美しいと評判だったのですが、寒さ耐性ゼロのまあこが泣き言を言い出したので20分ほどで退散しました。
セドナホテル1 : Apple Orchard Inn of Sedona オススメ度★★★★★
その後本日のお宿にチェックイン。今回の旅のメインイベントです!
良い部屋〜〜〜!!!!
ホテルは「Apple Orchard Inn of Sedona」。1泊$250ほどでした。年末年始価格だと思うので、通常は$150ほどで宿泊できるようです。
そしてなんとこのホテル、プールと露天風呂つき!!!!
宿泊客全員で共用するようなので占有ではありませんが、この極寒の中露天風呂に飛び出す猛者はいないと踏んで、先に腹ごしらえに行くことにしました。
セドナレストラン1:Oaxaca Restaurant オススメ度★★★★★
年末ということもあって、どこのレストランも早めに閉めてしまうかそもそも営業していないかという過酷な条件の中で見つけた良さげなメキシカン「Oaxaca Restaurant(オアハカレストラン)」。
Google Mapの料理写真だけ見て決めたのですが、ここがまた大当たりでした!
体が冷えていたまあこは「Pork Chile Verde」という名の豚肉のスープを、てか氏はボリュームたっぷりの「Fajita」と呼ばれるメキシカンステーキをそれぞれ注文。
Fajitaやスープ類を注文するとレバーペーストと緑色のお米(謎に美味しい)、それからトルティーヤもついてきます。穀物で順調に人をお腹いっぱいにさせる作戦でしょう。
普段ならありがたいのですが、まあこ、この時点でジェロームで食べたポップコーンがお腹で膨張してきており、食べたいのに何も食べられないモードに突入。美味しいFajitaもスープも少ししか食べられず大後悔です。
旅の教訓その2:どんなに美味しくてもポップコーンを食べすぎないこと
2019年も末の末に大事なことを学びました。
この後、セドナは星空も美しいということで、少し車を走らせて星を見に行ったり、そのままホテルに帰って星を見ながら露天風呂に入って流れ星を見つけてはしゃいだりしながらやっと2020を迎えました。
2人とも疲れすぎていて2020を迎えたとたんに爆睡。
年始からの様子は後編でお伝えします。
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