【洋楽で英語勉強 Vol.2】Prince「I Would Die 4 U」を和訳&解説!

英語勉強法

こんにちは、まあこです!

英語の発音が上手になりたいけど、サムライ発音から抜け出せない…
英語の勉強したいけど、単語の意味を覚えるのがめんどくさくて続かない…
英語のリスニングが苦手…

そんなお悩みを抱えているそこのアナタ!

英語のスキルは洋楽を熱唱することで確実に上がります。

幼少期から洋楽を熱唱し続けたおかげで英語の発音を褒められまくるまあこと一緒に、洋楽を熱唱してひたすら楽しく英語の勉強をちゃいましょう〜

洋楽を熱唱することで

・英語が好きになって、学ぶことが楽しくなる
・リスニング力がつく
・単語を楽しく覚えることができる、そして忘れにくい
・英語の発音がネイティブに近くなる
・曲の背景にある世界の歴史まで知ることができる

こんなメリットがたくさん!

洋楽熱唱スタディVol.1はこれを読んでね。

第2回目となる今回は、私が敬愛してやまないポップ界の王子、Prince様の楽曲から「I Would Die 4 U」(アイ・ウッド・ダイ・フォー・ユー)をお届けします。

この曲、歌詞を紐解けば紐解くほど、やさしいんです…。

あまりにも優しい歌詞すぎてエモい時に聴くと感極まって泣いちゃうんですよね。ちなみに今朝も泣きました。

それくらいPrince様の愛に溢れた曲ですので、ぜひみなさんにも歌詞の意味まで知っていただきたい!そしてこの曲で盛り上がれる人を増やしたい!なんなら一緒に泣きたい!

というわけで早速ミュージックスタート♪

Prince 「I would Die 4 U」について

Prince(プリンス)は1980年代を代表するアメリカの超カリスマ多才ミュージシャンです。外見が似ていて活動時期も重なるマイケル・ジャクソンがキング・オブ・ポップだとしたら、Princeはエンペラー・オブ・エンターテイニングです。

ちなみにマイケル・ジャクソンはPrinceとの共演を熱望していましたが、Princeが断り続けたという逸話も残っています。

プリンスの肩書きは数多く、

・楽曲は全て自身で作曲し歌うシンガーソングライター

・ギター、シンセサイザー、ベース、ドラム等を難なく演奏するマルチプレイヤー

・ロック、ファンク、R&B、ソウル、エレクトロ、ジャズ、ラテンなど様々なジャンルの音楽を組み合わせて全く新しい響きの音楽を創り上げてきたサウンドクリエイター

・ダンスや演出、映画製作やプロデュースにまで才能があるエンターテイナー

思いつく限りでもこの数。とにかく、モーツァルト並の天才です。

「I Would Die 4 U」はそんな天才による1984年の自伝映画『Purple Rain』に収録されたラブソングです。でもただのラブソングじゃありません。大切な人への、ひいては人類への愛を歌い上げたラブソングなのです。

「4 U」はプリンス独自の略語で「for you」のことです。他にも「2」は「to」、「are」は「R」に置き換えられます。歌詞もこんな表記をされていることがあるので覚えておくと便利です。

熱唱に向けて、歌詞の意味をチェックしていきましょう。

熱唱英語上達ステップ1:歌詞 & その背景を知ろう

I’m not a woman
I’m not a man
I am something that you’ll never understand

僕は女でもないし
男でもない
君には理解できない存在なんだ

I’ll never beat u
I’ll never lie
And if you’re evil I’ll forgive u by and by

僕は君を打ちのめさないし
嘘だってつかない
もし君が悪いやつだったとしても、いずれ許すよ

‘Cause U, I would die 4 u, yeah
Darling if u want me 2
U, I would die 4 u

だって君のためさ
僕は君のために死ねるんだ
ねえ、君がそうしてほしいなら
君のために、僕は君のために死ぬのもいとわない

I’m not your lover
I’m not your friend
I am something that you’ll never comprehend

僕は君の恋人じゃないし
僕は君の友達でもない
君には理解できない存在なんだ

No need 2 worry
No need 2 cry
I’m your messiah and you’re the reason why

心配しなくていいよ
泣かなくてもいいよ
僕は君の救世主で、僕がここにいるのは

‘Cause U, I would die 4 u, yeah
Darling if u want me 2
U, I would die 4 u

君のためなんだ
僕は君のために死ねるんだ
ねえ、君がそうしてほしいなら
君のために、僕は君のために死ぬのもいとわない

You’re just a sinner I am told
Be your fire when you’re cold
Make u happy when you’re sad
Make u good when you’re bad

君はただの罪人だ
だから君が寒い時は僕が火になって暖めてあげる
君が悲しい時は僕が幸せにしてあげる
君が悪いやつの時は僕が導いてあげる

I’m not a human
I am a dove
I’m your conscious
I am love
All I really need is 2 know that
u believe

僕は人じゃない
僕は鳩なんだ
僕は君の意識で
僕は愛だ
僕に本当に必要なのは君が信じていてくれることだけ

Yeah, I would die 4 u, yeah
Darling if u want me 2
U, I would die 4 u

そうさ、僕は君のために死ねるんだ
ねえ、君がそうしてほしいなら
君のために、僕は君のために死ぬのもいとわない

Yeah, say one more time

もう一回言うよ

U, I would die 4 u
Darling if u want me 2
U, I would die 4 u
Two, three, 4 u

君だよ
僕は君のために死ねるんだ
ねえ、君がそうしてほしいなら
君のために、僕は君のために死ぬのもいとわない

I would die 4 u
I would die 4 u
U, I would die 4 u
U, I would die 4 u

僕は君のために死ねるんだ
僕は君のために死ねるんだ
君だよ、僕は君のために死ねるんだ
君だよ、僕は君のために死ねるんだ

「僕」とはイエス・キリストであり、Prince自身である

sinnerやdove、messiahの単語から推測されるように、この曲の中で「僕=神=イエス・キリスト」の解釈が成り立ちます。

この理由は、聖書や賛美歌の神=イエス・キリストに関する記述と、この曲の中の「僕」の描写が似通っているからです。

例えば、新約聖書のヨハネによる福音書13章7節にこんな記述があります。

Jesus replied, “You do not realize now what I am doing, but later you will understand.”
出典:Bible Gateway

訳すと

イエス様はこう答えました「今は私が何をしているか理解できないだろうが、いずれ分かるようになる」

これって歌詞の中にある「I am something that you’ll never understand / comprehend」と通じるものがありませんか。

また、民数記23章19節にはこんな記述があります。

God is not a man, that He should lie, Nor a son of man, that He should repent; Has He said, and will He not do it? Or has He spoken, and will He not make it good?
出典:KNOWING JESUS

神は人間ではないので、人間のように嘘をつかない。人の子ではないので、人の子のように悔いることもない。彼が言ったことで、彼が行わなかったことがあろうか(いや、ない)、彼が語ったことで、彼が改善しなかったことがあろうか(いや、ない)。

これも歌詞の中の「I’ll never lie」と同じです。

この他にも様々な描写が聖書で語られる神やイエス・キリスト像と同じです。だから女でもないし、男でもない、恋人でもないし、友達でもない、嘘もつかないし、傷つけることもしない、人間には理解が及ばない超越した存在と語られているのです。

それと同時に、この曲の中での「僕」はPrince自身のことでもあります

彼の中性的な見た目からも分かるようにPrinceは自身のセクシャリティが男か女かのどちらかに限定されるのを嫌いました。男性的な面も女性的な面もある超越した存在として認識されたかったのです。

自身の曖昧な性自認についてPrinceは「Uptown」や「Sexuality」といった他の楽曲でも表現しています。

そういった側面から「I Would Die 4 U」をもう一度見てみると、彼はイエス・キリストと同じくらい超越的な存在として「君」を愛していて、「君のこと全部許すよ、君のためなら死んでも良いよ」と愛する人に力の限り叫んでいる、と解釈できるのです。

もうこれ以上にないくらい君のこと愛してるよ、と言われて泣かないわけにはいかないでしょう。

熱唱英語上達ステップ2:表現の意味を知ろう

歌詞の意味が分かったところで、語彙も見ていきましょう。

Idiom

by and by        ゆくゆくは、間もなく、やがて

Word

to comprehend      (他動詞)…を理解する

understandと同じように使えます。言い換えたい時に便利。

Word

sinner          (可算名詞)(キリスト教の)罪人

Word

dove          (可算名詞)(平和の象徴としての)鳩

通常、鳩はpigeonですが、ここでは平和の象徴としての意味があります。

すごくシンプルでストレートな歌詞なので、難しい単語もあまり出てきませんでしたね。

sinnerやdoveはキリスト教関連用語として覚えておくと、映画や音楽の深読みに役立ちますよ。

熱唱英語上達ステップ3:歌おうぜ!

ここまで来るとあなたももうこの曲の虜になっていることでしょう。

大切な誰か、家族でもペットでも友達でも推しのアイドルでも二次元の人でも、何に向けてでも構いません。溢れる愛を胸に精一杯お風呂で熱唱しましょう。

Princeがたまに挟む「アオ!」とか「ウッ!」などという掛け声をコピーすると、ステージパフォーマンスも上がること間違いなしです。

歌えないところがあったらしつこく練習しましょう。それこそが英語の発音上達への近道ですよ。

終わりに

いかがでしたでしょうか。

次回からも私が愛してやまない洋楽を続々と勝手にお届けしてまいりますね!

I would sing 4 U!

ばいちゃ〜!

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