【洋楽で英語勉強 Vol.5】Doobie Brothers 「What a Fool Believes」を和訳&解説!

英語勉強法

ロサンゼルスからこんにちは、まあこです!

・英語の発音が上手になりたい
・英単語を楽しく覚えたい
・カラオケでカッコよく渋い洋楽を歌いたい

こんな内なる願いをお持ちのみなさん、今日もまあこと一緒に洋楽を熱唱して英語上達しちゃいましょう!

私は音楽好きの両親の影響で幼少期から80年代の洋楽を熱唱し続けてきました。そのおかげで、英語の発音だけむちゃくちゃうまくなった洋楽ラバーです。

私の経験から言うと、英語の発音と語彙力は、洋楽で必ず伸びます。

でもただ洋楽を歌って終わり、ではあまり効果がありません。
大切なのは、

歌詞の意味まで知って単語や発音を自分の中に落とし込むこと

のびのびと歌える曲に数多く触れること

です。

今回はちょっとビターな洋楽ヒットチャート、Doobie Brothers 「What a Fool Believes」をセレクトしました。

前回の記事はここから見てね↓

Doobie Brothers と「What a Fool Believes」について

Doobie Brothersと「What a Fool Believes」について

Doobie Brothersは1970年にカリフォルニアで結成され、休止期間を挟んで現在まで活動するロックバンドです。Doobieとはカリフォルニアらしくマ○ファナのスラング。

今回取り上げる「What a Fool Believes」をはじめ、「Listen to the Music」「Long Train Running」「Minute by Minute」等の曲が特に有名ですね。

1975年に作曲を担当してきたTom Johnstonが体調不良のため引退すると、代役としてMichael Mcdonald(マイケル・マクドナルド)が参加し、バンドの曲調ががらりと変わります。

今まではロックンロール色が強かったのが、R&Bやソウルの風合いを強めていき、さらにはカントリーの要素までも取り入れ、癖になるメロディックなサウンドに変化したのです。これは当時のソフトロック界を牽引していくのに十分なインパクトがありました。

そして1979年の「What a Fool Believes」でグラミー賞を受賞しています。

また活動を続けるうちにどんどん大所帯になり、最終的にはこのバンドの演奏に関わった人数は合計30人近くに登っています(ツアーメンバー含む)。ロックバンドにしては異例の大所帯です。

また大所帯なのも手伝って非常にメンバー変遷の激しいバンドとしても知られています。アメリカ版のWikiにはメンバー活動の推移を表すグラフまで掲載されていました。

Wikipediaより引用

それくらい有名なバンドなので、調べると日本語の情報もたくさん出てくるので後の詳細は割愛します(笑)

気になる方は調べてみてくださいね!

熱唱英語上達ステップ1:歌詞 & 日本語訳を知ろう

バンドの詳細が分かったところで、歌詞と和訳を見てみましょう。

He came from somewhere back in her long ago
The sentimental fool don’t see
Tryin’ hard to recreate
What had yet to be created once in her life

彼は彼女の人生のどこかからやってきた
センチメンタルな恋愛バカ このバカは全然分かってない
二人の関係を取り戻そうと躍起になっているけど
取り戻すべき関係なんて彼女の中には元々なかったのさ

She musters a smile for his nostalgic tale
Never coming near what he wanted to say
Only to realize
It never really was

彼女は精一杯愛想笑いして
核心に触れない彼の昔話に付き合った
彼女には分かっていたのは
全部彼の妄想だってことだけ

She had a place in his life
He never made her think twice

彼の人生において彼女は大切な存在だったけど
彼女にもう一度考えさせることはできなかった

As he rises to her apology
Anybody else would surely know
He’s watching her go

彼女が(席を立って)彼に謝ったから、彼も立ち上がる
(この後はないことを)このバカ以外みんな分かっていた
彼は彼女の後ろ姿を見送っている

But what a fool believes, he sees
No wise man has the power to reason away
What seems to be is always better than nothing
And nothing at all

でもバカは自分の信じることしか見ようとしない
どんな賢者だってこのバカを説得できない
何かあるように思えることって何もなかったって事実よりマシなんだ
まったく何もなかったってよりはずっとね

Keeps sending him somewhere back in her long ago
Where he can still believe there’s a place in her life
Someday, somewhere, she will return

その気持ちがまた彼を彼女がいた日々に送り戻す
彼女にとって自分が意味のある存在だったって信じられる日々のこと
いつか、どこかで、彼女はきっと戻ってくる

She had a place in his life
He never made her think twice

彼の人生において彼女は大切な存在だったけど
彼女にもう一度考えさせることはできなかった

As he rises to her apology
Anybody else would surely know
He’s watching her go

彼女が(席を立って)謝ったから彼も立ち上がる
(この後はないことを)このバカ以外みんなはっきり分かっていた
彼は彼女の後ろ姿を見送っている

But what a fool believes, he sees
No wise man has the power to reason away
What seems to be
Is always better than nothing
Than nothing at all

でもバカは自分の信じることしか見ようとしない
どんな賢者だってこのバカを説得できない
何かあるように思えることって何もなかったって事実よりマシなんだ
まったく何もなかったってよりはずっとね

「男の恋は名前を付けて保存、女の恋は上書き保存」とはよく言ったものです。この表現を地で行っていますね!

私はつい彼女の立場でこの曲を聴いてしまって、和訳するまで「いるよねこういう男」としか思っていなかったのですが、和訳した後は「本当に迷惑だからやめてほしい」と思っています。

この気持ち、女性はきっと分かってくれると思います。本当にこの部分に関してだけは永遠に分かり合えないのでしょうね…。

この曲面白いのが、作詞者自身は男性で、男性が過去に関係のあった女性を特別扱いしてしまう傾向があるのをきちんと分かった上で俯瞰した立場からこの詩を書いていることです。

過去の自分を描写しているのだと思われますが、何回痛い目を見てもきっとまたやっちゃうんでしょうね。気の毒を通り越してカワイイとも思えますが、いざこの彼女の立場になったらやっぱり辟易すると思うのです。

過去に関係のあった女性と復縁したい、ダメならせめて一夜だけでも、ぐへへと目論んでいるそこのあなた、一度この曲を聴いて、歌詞をきちんと見て、冷静になってからお誘いのメッセージを送るようにしましょうね…。むしろ送らない方が身のためだとは思いますが…。

熱唱英語上達ステップ2:単語を覚えよう!

賢者モードになったところで単語も見ておきましょう。

Word

to muster        (他動詞)1. (兵士などを)召集する
                 2. 奮いたたせる

Word

to rise         (自動詞)昇る、上がる、立ち上がる 

今回もあまり難しい単語は出てきません。心ゆくまで歌っちゃいましょう。

熱唱英語上達ステップ3:歌おうぜ!

あとは熱唱するだけ!言い回しが難しいところは何度も練習しましょうね。そしてついでに作詞者のビターな思い出も心に刻みこみましょう。

終わり

いかがでしたでしょうか。

それでは次回からも私が愛してやまない洋楽を勝手にお届けしてまいりますね!

ばいちゃ〜!

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